都内私立高校にて研修会講師として参加
都内私立高校様にて研修会行いました。
タイトルは、「2022年度入試に向けた数学の指導法について」
コロナ禍になり、初の対面の研修会(つまり、久々)でした。
テーマは以下の3つ。
- 共通テストにみる今後の動向
- 大学合格に必要な3つの要素
- 高校に取り組んでいただきたいこと
- 共通テストにみる今後の動向
2021年共通テストの振り返り。ⅠA、ⅡBともにページ数が4割増しであったことや、cosの合成などの内容理解や文章題の増加などに触れました。
平成29年、30年に行われた試行テストにおいても、
「相加相乗平均の関係」において、2つの等号成立条件の一致のチェックや、
元の関数と導関数のグラフの関係の考察などがあり、やはり基本がしっかりわかっていないと対応できない問題が出題されています。
今後は、同値変形を正しくできているかのチェックが必ず出題されると確信しています。
2つのベクトルが「垂直であること」と「内積が0であること」は同値ではない、などです。
- 大学合格に必要な3つの要素
こちらは別途ブログにもあげている、合格のための大切な要素
- 苦手を作らない
- 3STEP学習法(3度塗り)
- 反転授業
を、詳しくお話ししました。
詳しくはブログ「大学入試数学の勉強3つのポイント」をご覧ください。
- 取り組んでいただきたいこと
上記2点をふまえて、高校様に実践してほしいことを以下2点にまとめました。
- 徹底的なOUTPUT力の管理
上にも書きました、同値変形など、生徒の答案はひどいものも多く、できるだけ早い段階からチェックしてあげることが大切です。
例を交えてお話しました。
- 合格に具体的な教材開発
抜けのない段階的な教材を、個人の先生でなく、学校の教材として
目的に合った偏りのない教材を作成することを提案しました。
私の2019年まで行っていた研修会の内容も交えて説明しました。
まとめとして、
OUTPUT力が大切→反転学習への移行
可能であれば反転授業を実践し、生徒のOUTPUT力をしっかり把握して指導することができれば、格段に合格力が上がります。
「学校の教材」を、先生方の知を結集して作成する。
抜けなく、出題傾向に合わせた偏りのない合格をかけた教材を、学校で作成することをおすすめいたしました。
伺いました高校は、私立八王子学園 八王子高等学校様。
研修の最初に、先生方が聞いてみたいことなどをリサーチしてから始めたのですが、
共通テストの対策はもちろん、反転授業や指導法など、期待されていることのレベルの高さに最初から驚きでした。
とても皆さん熱心に、かつ質問も多くいただき、楽しい研修会となりました。
1時間というとても短い時間でしたので、またお会いできる機会があれば嬉しいです。
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